昭和前期経済史

彼が考えてた古典的経済理論はこうらしい。

貿易赤字 ← 物価上昇
↓       ↑
金減少    紙幣増加
↓       ↑
紙幣減少   金増加
↓       ↑
物価下落 → 貿易黒字

理論上はこうなるけど、この理論が実際に起きるわけないよな。
こんなに神の見えざる手が上手く働いたらそもそも経済学なんて学問は成り立たない。

その後の蔵相高橋是清は井上と違って超楽観主義家だったらしいけど、時には理論をも超越する購買心理が経済問題を解決するときもあるっていうのは、現代でも通じる気がします。